写真や内容は、随時UPしていきます(*^^*)
着せてもらう日が訪れたら、全て自分で用意しなければいけない小物達(ーー;
現役の着付師のれいさんが、きものなんて全然分からないよ〜〜(;;)という人に向けて
肌着〜着物 帯迄、用意しなくてはいけない全てを
この1ページで理解出来るように解説しました。

上から順番にお手持ちも物とを、チェックしていって下さい。
なぜその小物が必要なのかという意味も知りたい人は、解説もしっかり読みましょう。
今回は、実物と名前が一致すればいいの〜!という方は、写真と名前のみの把握でも
十分当日を迎えられます! 全部印刷して、チェックしながら準備に役立てて下さい。
留袖が着られるのは、親族の喜びです! さああなたも素敵に留袖デビュー!(^^)!
洋服で言う、キャミソールやスリップの事です
●チェックリスト●
□ 1・足袋

□ 2・肌着

 2・3ワンピースタイプの肌着

□ 3・裾よけ

 4・タオル6枚
※何枚使うか分からないので、多めに!

1・足袋
ある本には、自分の足よりもやや小さめの物をとも、いやいや大きい方が
とも色々書いてあります(^^;ゞえ〜と好みです。まず最初は、現在の足の
サイズと同じ物を購入し、二枚目を買う時に調整した方がよいですね。
留袖の時は、足袋は白と決まっていますので注意しましょう。
留袖に限らず、結婚式に参列する場合、やはり白が相応しいです。
2・肌着
着物専用の下着の事を「肌着」とか「肌襦袢」等といいます。
和装着付は、体の凹凸をなるべくなくす事によって、はじめて綺麗なラインが
生まれますので、洋服用のブラジャーは、絶対にせずに、直接素肌の上に着ます。
ふくよかな方は、洋服と同じ感覚で、いつも通りトップが高いと、着付師は
余計な肉襦袢;(タオル)でもって、通常よりも多く、凹んでいる所をうめる
補正をしなければいけませんf^^)でも、何もなしでは抵抗のある人は、
寄せて上げるワイヤーの入っているタイプではなく、ソフトな物をして下さい。
3・裾よけ
洋服で言ったら、スリップです。
汗取りの効果だけでなく、着物専用のスリップ(裾よけ)は、裾さばきもよいです。

→肌着と裾避けを着た時の写真へGO!

2・3
ワンピース
タイプの肌着
肌着と裾よけが、上下一緒に一枚になった、ワンピースタイプの物もあります。
ここで、ワンピタイプと別々の物とでは、どちらが買いなのか!という議論に
なりますが、いつも着せてもらっていて、ごくまれにしか着物を着ないと
いう人は現段階では、どっちでもよいです(^^ゞ
4
タオル
タオルは、一番重要な小物です!
3〜6枚という曖昧な表し方には、訳があります。
それは、その人の体系によって多くも少なくもなります。使わない人はありません!
着物が似合う体系を作る事を補整→(補整をしているところへGO!)といいます。
着物を着る前の段階で補正を施して、立派な寸胴を作っておいてから、
長襦袢→着物と袖を通します。着付師によっては、タオルではなく、わたをガーゼに
はさんで使ったりもしますがタオルだと、一般の人も揃えやすいのでよく、
「タオルを何枚用意して下さい」とよく言われます。
私は前の着付でタオルは3枚位だったと言われる方。それでも、一応いつも多めに
用意しましょう。
もちろん、たまたま用意されたタオルが少なく、先方でも代わりになる物がなかったら少ない
状態でも着物は着れますが、綺麗なシルエットにはなりません。
留袖を着る世代は、ヤングミセスから年配の方迄さまざまですが、
どんな体系であっても、フォーマルな着物は特に、体系に合わせてしっかり補正します。

補正は、太っているから使わないとか、痩せているから使うとかいうのはやや違います。
例えば、腰が細くておしりが大きい場合に、その境目が
目立たないようにする為に、タオル等を使い、腰からおしりのラインが寸胴に
なるように、凹んでいる場所に埋めます。
体系に、急なカーブが多くある人ほど、必要なんです。
ですから、痩せていても、おしりが大きい人も必要です。
また、鎖骨の綺麗な人は
鎖骨下から、バストトップ迄のあばら骨の上といいますか、ちょっとした凹みを
埋める為に、やはりタオルやわたを置きます。みぞおちも凹みが大きいひとは
下っ腹にかけてに補正しないと、まるで帯の上に胸がのっているような
外見になり、しわがより見た目も悪いので、寸胴に補正します。

逆に、ものすごく線の細い人は、ない所にタオルをあてて、ごまかす事も
出来ます(^^ゞ 補正とは、昔の人と同じ体系を作る為に必ず必要不可欠なんです。
出過ぎている所は絶対にそれ以上出しませんし、キャリアの長い着付師なら
経験も多いですからご安心下さい。
着せる人によって、タオルの使い方、量も異なってくるので、
前の着付師が、あまり使わなかった記憶があっても、
一応いつも多めに用意して頂く事をお勧めします。

□ 5・半衿(白)
□ 6・長襦袢(白)
※半衿は、長襦袢に縫い付けて使います。
 出来れば、自分で付けてもらいたい作業ですが、
 もしも付いておらず、どうしらた良いか分からな
 かったら、担当着付師に相談しましょう!

□ 7・衿芯

5・白の半衿
半衿は、着る前に長襦袢に縫っておかなければいけません。
着物を購入やレンタルをすると、長襦袢もセットで揃っているはずで、半衿はだいたい
始めから付いている(縫ってある)ものですが、前に着た時に衿が汚れたので、
外したまま、箪笥にしまったという人は、今度はご自分で半衿を付ける事になります。
着付当日に半衿が縫ってないと、着付師さんが付ける事になりますが、別途
縫い賃がかかります。どうやら縫ってないみたいだけど、縫い方が分からない人は
着付師は分かっていれば縫う時間もほしく助かるので、あらかじめ伝えられると
良いですね。→半衿の付け方はこちら
6・白の長襦袢
着物の形をした物は、表の留袖と、もう一つがこの長襦袢という、
着物の内側に着る、もう一枚の着物とでも申しましょうかf^^)
衿の形が、広衿のタイプとバチ衿のタイプとありますが、
どちらの着付も着付師は、対応出来るはずですので、ビギナーさんは、
半衿を付ける事さえ分かっていればOKです。
左の写真は、半衿が縫ってある長襦袢です。
7・衿芯
主にプラスチックで出来ています。学ランの衿についている物と、
用途は一緒と考えて下さい。
長襦袢に縫い付けた半衿の内側に、この衿芯を通して使います。
衿がピシッと決まります。
□ 8・腰 紐4本
※4本は、必要最低限の数です。
 あれば、多めに用意しましょう!

□ 9・伊達締め(だてじめ)2本

□ 10・枕(まくら)

□ 11・前 板(まえいた)

8・腰紐4〜6本
着物がはだけないように止めておく紐です。
どうして「〜」と曖昧な表示なのかというと、それはやはり、着付師によって紐を
使う本数が違うからです。基本は4本あればOKで、普通なら長襦袢に1本、
着物には2本、帯の仮紐に1本、計4本あれば足りるのですが、レンタルした
長襦袢が異常に長くて、それを押さえる為に、たくし上げで使ったり、
補正のタオルを腰に巻き付ける際にもう一本使ったりと、
腰紐は、ありとあらゆる部位にて使用します。
ですので、あればいつも余分に用意しておきましょう。
9・伊達締め2本
少し幅広のベルトのような紐です。
長襦袢と着物に使い、衿元を押さえ巻いた腰紐の上に、更に巻きます。
10・枕(まくら)1つ
普通の枕と振袖用とがあります。
普通の枕(まくら)というのは、お太鼓枕の事です。
11・前板1枚
これを帯の間に挟むと、まるでノートの下じきの様に、帯がピシっとします。
□ 12・髪飾り、、留袖の場合は、しても控えめな飾りにしましょう。
□ 13・草 履、、、履きならしておきましょう。
□ 14・バック、、 もって行きたい物が全部入るかチェック!
12・髪飾りと
末広
髪飾りは、絶対に付けなければいけない物ではありませんが、何かつけたい時は前もって選んでおきましょう。末広(留袖用扇子)も着付けが完了したら、最後に帯と帯揚げの間に差します。
13・草履
草履は、持っているという事だけで安心せず、新品の物なら家で時々履いて歩く練習をしてみま
しょう。どんなに疲れにくいといういい草履でも、草履自体、履き慣れていなければ、
痛くなるに決まっていますf^^);
14・バック
和装用のバックって、中が小さくてあまり物が入りませんよね。
色々入る、留袖と合わせて持っても申し分ない物があれば、言う事はありませんが
携帯や手帳など、あふれた物は、別の布や紙袋に入れて歩いてもいいと思います。
□ 15・留 袖

□ 16・帯

□ 17・帯締め(白か白地に金銀)

□ 18・帯揚げ(白か白地に金銀)

15・留袖
新品の着物は仕付け糸がついています。
仕付け糸とは、着物の袖や裾のすみずみに、わざと大まかに縫ってあります。
着るのが二回目以降の人は、もう誰かが取ってくれているはずですが、
まだ付いている人は、出来ればご自分ではずしてきて下さると、
特に結婚式の朝は、一分一秒が惜しいので、着付師は大変ありがたいです。

よく、たとう紙のまま風呂敷につつんで持っていらっしゃる方があります。
着物が汚れないようにと、厳重にしてお持ち下さり、お気持ちは本当によく分かりますが
たとう紙は箪笥の中専用の風呂敷だと思って下さい。紙の上に更に布の風呂敷で覆うと、
たとう紙がどんどんボロボロになります(^^;ゞ風呂敷の内側は綺麗でしょうから、
紙から着物と長襦袢を出して、直接風呂敷や和装バックに入れ替えて、運ばれた方が
かさばりません。

16・帯
帯は基本的に丈夫ですから、破れたりする事は、よっぽどありませんが、
刺繍や金箔や螺鈿細工のしてあるような物は、その部分は引っ掻いたりしないように
気をつけて扱いましょう。
17・帯締め
留袖に使う帯締めは、「白」か「白地に金銀」と決まっています。
色物は絶対に使いませんから、気をつけましょう。
18・帯揚げ
帯揚げも、留袖には「白」か「白地に金銀」と決まっています。
綸子(光沢のある)や縮緬(マットな感じ)といった、手触りの違いはありますが、
しぼりの帯揚げは、そのしぼがつぶれたり、しわにならないように気をつけましょう。

上記の物が、準備できればもう大丈夫です
後は担当の着付師さんに任せましょうd(^-^)

コーリンベルト
衿元をゴムの伸縮により
適度に引いている、便利グッツ
着物のお腹周りに使う、
総ゴムの紐です。
れいさんはご愛用です^^
紐の中心部分が、ゴムで3重に
なっている紐です。留袖に二重太鼓をする
場合はこれは必要ありません。
新郎新婦のお母様は、二重太鼓と決まっていて、
変わり結びをしませんので、聞き流して下さい。
変わり結びをする場合、無い人は腰紐を
使いますが、真ん中が3重になっている
紐の方が、変わった帯結びがしやすいです。

これらは、すべて腰紐の進化系グッツで、現代の小物になります。
だいたいどれもゴムが使われているので、使った方が着せてもらう人は一日楽かもしれません。

と申しましても、上記の便利グッツも、着付師によって、あっても使ったり使わなかったりします。
使わない理由は色々で、信念をもって「私はこのやり方がいい!」と決めている人。
ゴム製品に頼らなくても、普段から和服を自ら着て、手加減を知っていて、
昔からある普通の腰紐類だけでも、比較的楽に着付の出来る人もいますし、
また 使った事が全く無く、また経験が浅く、
そして、世の中にある、色んな道具小物の特徴を理解しておらずに、
せっかくゴムなのに、普通の紐と同じ位ぎゅ〜〜と引いて使う、
いつも同じやり方しか出来ない着付師さんもあります。

むむ〜〜耳の痛い難しい話です(> <)

ビギナーさんは、たとえきゅうきゅうな、とても疲れる着付をされても、
普通が分かりませんので、お聞き流しを(^^ゞ
とりあえず、あったら用意!でいいと思います。

着付先でのあるある〜〜♪

呉服屋さんで、着物を購入した折りに「これで小物は一式あると言われていたのに、
着付当日、便利だからと新たに買わされたの〜」という声があります。

う〜〜んf^^)よくある話です。
あなただけではありません、きっと皆さんもです(^^ゞ
これは、上記における色んな理由から、一応一式はそろっていても
その着付師さんにとっては、それがないと、着物を着せる長い行程の中、
支障がある場合に仕方がなく買って頂く事があると思います。

私が考える理想の着付師は
とりあえず、着物が全然分からない人には、いくら便利だったり楽だったりと
善かれと思い勧めても「買わされた」という記憶しか残らず、私の経験上ありがた迷惑です。
着付料金以外の追加料金は、それがなければ本当にどうにもならない場合以外は、ひかえたいものですねf^^)

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