あなたの長襦袢の衿は、バチ衿 広衿 さあどっち?

  

きものの着付けをしてもらう事になったら、まず聞かれるのが、
長襦袢に半衿は付いていますか?」ですよね。
昔習っていた人は、忘れていても聞かれれば何の事だか分かりますが、全く訳の分からない人にとっての半衿付けは、
まず、「ハンエリって何f^^)?;」っていう処から入り、何となく分かったとしても、
「この長襦袢って、半衿が付いている状態かどうかが分からない(☆_☆;)」っていう事になりますね。 
そして、ある日突然に、久しぶりの縫い物の現実にさいなまれます(大袈裟;?)

それに、長襦袢の衿の形状によって、縫い方付け方が違うだなんて「え〜〜〜;;!訳分からない〜〜〜(T T)」

半衿付けは、だいたい着付けにかかる料金以外に、有料(千円〜二千円)ですし、
着付師の立場から言っても、限られた時間の中、予め付けておいて下さると、とても助かります(^^ゞ 

でも大丈夫! 半衿付けは恐く無い!! 並縫いが出来れば誰でも簡単に縫えます☆

さあ れいさんと一緒にあなたの長襦袢に、綺麗(清潔)な半衿を付けてみましょう!(^ _^)!

  

1・まずは、当日に着る長襦袢に、半衿が付いているかとうかを確かめましょう※衿と襟は、ほぼ同じ意味

  長襦袢ーながじゅばんーは、着物の中に着るもう一枚の着物。
   その長襦袢の衿ーえりーのパーツに、半衿ーはんえりーという衿のカバーが縫い付けてあるかどうかを調べます。
   買ったばっかりの新品の長襦袢なら、すぐに着れるように、大概半衿が縫われて納品してくれている事が
   多いのですが、久しぶりに着るのなら、汚れたの半衿を外したまま、箪笥にしまっているかもしれません!

2・縫ってなかったら、諦めて一度挑戦してみましょう☆バチ衿ーばちえりーなのか、広衿ーひろえりーなのかを調べます

  半衿は、「バチ衿、広衿」どちらにも同じ物が使えますが、縫い付け方が違います。
   全国的に、バチ衿の方が多いですが、名古屋近辺では、広衿もまだ結構あります。
   因みにわたしは、着るのも着せるのも、バチ衿が好きです(^^ゞ

ー バチ衿 ー
ー 広衿 ー
    
全国的にポピュラーなタイプです。
半衿を縫い付ければ、後は衿芯を通し
入れるだけ。広衿より縫う工程が
少ないので便利。
れいさんの長襦袢は、
ラクだし殆どこのバチ衿で作ります。
まるで、着物の衿のような事になっています。
全国的には、広衿の長襦袢は、現在は多くありません。
名古屋を中心に、東海地方と、一部の地域と
着付教室の好み;?!によって見られるようです。
半衿を長襦袢の衿に縫い終っても、
着る時に広い衿の背中心部分は半分、
先の方にしたがってだんだん三分の一位の幅に
内側に折り、それを縫い綴じて、更にその内側に
衿芯を通すので、縫う工程が、バチ衿よりも
長い上に、厚みのある衿元を、ばっちり綺麗に
着るのは、初心者さんには難易度が高いです。
※上記の写真は、半衿が縫ってない状態の長襦袢の衿です。

では、ご自分の長襦袢がどちらのタイプか分かったら、
それぞれの縫い方にGO!→  バチ衿はこちら  広衿はこちら  

 

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