(まくら)

用 途

枕は、帯を背中に付ける時に使う物で主にその
結びが背から下にずれないようしっかり結び
支える物であり、一般的なお太鼓結び系は勿論、
変り結びの押さえや支えであったり、、、、
お太鼓枕と女性の和服は深いかかわりがあります。

まずは種類がある事を知る

一口に「まくら」といってもその種類は沢山
あります。まず大きく分けますと「普通のお太鼓
用の枕」「振袖用の枕」「その他の枕」

という分類です。写真で、真中の列二つと右下の計三つは、いわゆる普通のお太鼓枕の仲間です。
左の列の真中のまるっこい枕は振袖用で、写真の物は使う時に自分でガーゼをかけて使用するタイプで左
一番下がそのガーゼです。右上の変った形をした物はこれも枕でして、世間で言う器具を使った結びという
事になります。

器具(改良枕)と普通の枕
昔からあるタイプ
普通の枕というのは、いわゆる昔から使われている形系の枕です。
素材や若干の大きさや薄さ厚さは違っても、だいたい左のような形をしており
ガーゼ等がかぶせてあります。写真の枕はクッション製がありわりと小ぶりで
薄めで私も愛用しているものですが、まだ新品なのでビニールがかかっており
ガーゼがかぶさっている事が解りませんが^^;感じだけでも解ってもら
えればと思います。
改良枕(教材枕)
こちらは現代に入ってから考案された枕です。先にお太鼓の形をセッティング
してから使うのが特徴です。初心者向けですがこれを使った変り結びも出来
ます。大手着付教室ではこれを使いレッスンを進める事が多いので「自分が始め
からもっている道具だけでレッスン」「器具に頼らないで結べるようになりたい
人」は、これを中心にレッスンが進むのかどうかを確認する必要があります。
「正しい着付教室の見つけ方」でも述べているように、まずは自分が着物を
綺麗に着れるようになりたい
という段階だったらどちらでも良いです。
人に着付ける事も勉強したいと今から目標がある人は、私の経験から言うと、
着付に入った先にはこのような特殊な道具は殆どありませんから昔からある
タイプのみか両方教えてくれるのか確認する必要があります。両方だったら
期間も普通の枕だけで進んでいる所よりは長い事もありますからそれも自分に
あった納得の期間なのかも確認する必要もあります。
普通の枕も改良枕も訓練次第ですので出来るようになったら好みの問題です。
全然確認しないで入学した人は教室の好みの方針にて従っていくしかありま
せんから後で「色々買わされた〜」と思わないようにして下さい(^^ゞ
私はこういう枕がお勧め(好き)です
私が今一番気に入っている枕は、一番上の写真で真中の列の下側(柄入り)の枕です。もう8年も使って
います。今迄に色んな枕を使ってみましたが枕に関しては 小ぶりで 幅はわりと薄め クッション製の
ある物 ガーゼで包まれている
 という四拍子揃った物がいいとたどり着いています。
写真の枕は紅葉の柄入りですが、それはたまたまですから別にどうだっていいですよ^^;
どうしてこの四拍子が揃っているといいか!という事は そうですね〜一度使ってみて下さい きっと
誰でも解かってもらえると思います^^
説明が大量になるので、この枕でお太鼓結びをすると、、、というのは、どう見えるかという事について
だけお話しします。まず、小ぶりで薄めの方が着物のシルエットがシャープに見えます。
そしてもしもあなたがたまには京風にぷっくりとしたお太鼓を作りたい日があったら、その時は小さい
タオル等を枕に巻き付ければ、枕の大きさ迄も楽しむ事が出来ます。元々大きいと小さくは出来ないのは
解りますよね。
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