着付師れいさんの(*^^*)
着せてもらう事になった時の着物の持ち運び方
誰かの結婚式、またはお子さんの入園式など、
ヘアサロンやホテルで着物の着付けを予約した時、
前もってか当日か、、、とにかく、
あのいっぱいの「着物一式」を、
あなたは持って移動しなけれけなくなりました。
着物ビギナーさんは普通にこう思います。

「みんなはどうやって運んでるの?」
「忘れ物が怖いし、多少荷物が増えても、
 箱ごと全部持っていってしまえばいいよね〜;」

箱ごとだと、
着物になった後、箱類も一緒に移動する事になっちゃいますよ;
サロンさんだって、その日の着付けが1名だけならいいけれど、
何人もの人達が、みなさん余分な荷物ごとこられると、
特に、前もって着物を預けに行くシステムのサロンさんは、
小さな引っ越しくらいの荷物が、更に大勢だと、
正直スペースの問題もあるんですよf^^);

これはお互いの為に、
着付けのお稽古をしている人達やわたしが、
日頃どのようにして、自宅と出先の間を持ち歩いているか、ご紹介します!

移動中スマートな梱包をして、
和服姿にしてもらった後も、着物でも苦にならない小荷物は、
こなれた感じでカッコいい!

それでは どうぞ〜o(^ヮ^)o

着付け担当者、またはヘアサロンさんから渡されたリストに従って
とりあえず入れ物ごと並べてみましょう。
自分の着物一式。
これをこのまま持っていってもダメじゃないけれどね、
紙袋やエコバックに分けて入れるなら3袋くらいかな。。

海外旅行の時のキャスターバックに全部押し込める;という手もありますが、
お支度後、着物で大型キャスターをころがすのも大変そう、、;
 中には、購入時の段ボールやプラスチックの箱ごと持って、
プチ引っ越し状態の方もおられる現状(^^;ゞ
気持ちは分かるけれど、、

更に、荷物はこれだけじゃないはず!
二次会の衣装(洋服や靴にカバンなど)と、
今迄着ていた服や靴も入れると、、、;
これが結婚式の着付けだと、
帰りには引き出物なんかもあったりで、、、(☆_☆;)ひ〜;;

そこで!

もしもわたしが、
出先の着替え室などで着物を着る事にした時は、このように持っていきます。

風呂敷と紙袋の場合
これらには、それぞれ上記の荷物一式が全て入っています!
それではその方法をご紹介!(^^)! ↓↓↓

紙袋と風呂敷にまとめる場合
必要な物:風呂敷(100×100センチ前後の物が良い)、
草履や靴を入れるビニール袋、
大きめの紙袋又はナイロン系の袋

まず、たとう紙(紙の着物の袋)は、
押し入れ専用の入れ物だと思いましょう。
よく、たとう紙の上から風呂敷をする方が
おみえになりますが、残念ながら、
紙が折り曲がり、ぼろぼろになっていく
だけですf^^);風呂敷も清潔ですから、
直接入れましょう。
足袋や肌着が新品だと
ビニールがかぶってますね。
ご自宅で先に処分しておいて下さいね。

風呂敷を広げ→
帯→着物→長襦袢と重ねたらその上に→
小物類(衿芯、腰紐、伊達締め、枕、
帯締め帯揚、肌着、タオル類など)
写真を参考に重ね置いてみて下さい。

 

※黒いのが袋帯、ピンクは振袖、白っぽいのは長襦袢。
2
着物を二つ折りにします。
小物類の上に乗せる感じがいいですね。

その上に前板、
ヘアセットがある人は、
髪飾りもご一緒に包みます。

髪飾り類は、目的地に到着し、
最初にサッと
取り出しやすい位置にあると
グー♪


さあ、四方を結び包みましょう。
草履は箱から出して、
ビニールに入れます。

サロンやホテル迄履いていた
洋装の靴を、
このビニールに入れれます。
写真一番左は、
和装用のハンドバックです。
↓   ↓   ↓
4
大きめの長方形の紙袋
又は縦型のナイロンの袋に、
風呂敷を立てて入れます。
隙間がまだあれば、
草履とバックも挟みいれましょう。
本当は、ピッタリサイズのナイロンや
ポリの袋の方が、
より丈夫でいいのですが、
そこらへんは、
ご自分の判断でしてね(^^ゞ

ポイントは、
紙袋にはこの時点であまり
遊び(隙間)がない方が、中身が固定されて、
着物類にしわがよりにくいです。

いかがですか?上手に入りましたかf^^)?


袋と風呂敷での収納は、わたしはとってもお勧めです。
なぜなら、もうお分かりですよね。

お支度後、とってもコンパクトになります。
ご依頼人さんも大荷物の煩わしさ解消!
着付けのお稽古用のバッグよりも、帰りにかさばりません。

雨に濡れるのが心配な方も、
その時だけ、更に大きいビニールをかぶせたらバッチリ☆
まぁまぁいい方法でしょ。(*^^*)


専用の和装バッグにまとめる場合
必要な物:和装バッグ(ここではハードケースタイプ)
草履や靴を入れるビニール袋、
1
ケースを開けて、中のゴムバンドを外し、
帯→着物の順で
、たとう紙から出してキレイにたたまれたまま収納します。
白い棒がついてるタイプのバッグは、着物に折り目がつきにくいようにする
為の物(だと思う;)なので、こんな感じに入れたらどうかな、、(^^ゞ
2
上の写真のアップです。
最初に入れる帯は、
ちょっと長くてはみ出てしまったら、
あまりを蓋側の方にはみ出させて、
そのまま、とりあえず入れます

蓋を閉じた時にそのちょっとが、
上手にRになるくらいのあまりだったら
そんなに気にしなくてOK。

3
帯→着物
長襦袢をたとう紙から、
たたまれているまま着物の上に置いたら
その上に

小物類をまんべんなく並び入れ、

その小物をくるむように、
長襦袢を二つ折りにします。

4
衿芯をどこかに仕込み入れて下さい。
長いけれど、ゆるいRになるように
差しこめばいいですよ。クルクルと
小ちゃく巻いて入れるのは、広げた時に
端っこが、クルンクルンしたままで、
着付師からしたら、長襦袢の衿に通す時に
ちょっと困ります; ゆるいRにね☆
わたし、ここで衿芯をカバンに入れて
ないのに気がつきましたが、
もう写真撮り直すのが
面倒になりました<(_ _;)>すみません;;

着物を、カバン側に折り倒し、
ゴムバンドを装着して下さい。

5
ビニールに入れた草履とバックと、あれば髪飾りを入れましょう。
厚みの小さいハードバッグは、草履は入りませんので、
ビニールなど、別で持って下さい。
きちきちに入っていた方が、中で動かずにしわになりにくいです。

※このビニールは、着替えた後、
 洋装の靴を入れるビニールにもなります。

※外側に、草履専用のポケットがあるバッグもあります。
 ビニールをしてても、着物と一緒に草履を入れるのが嫌な人は、
 別にして下さい。写真は、分かりやすいように
 透明薄めのビニールに入れています。

↓   ↓   ↓
上手に入りましたか?
一度練習してみてから本番ね (^^)d

最後に

これが、絶対に正解っていう訳ではありませんし、
もっといい方法も、あると思いますが、
わたしはこうしていますよって感じでね(^^ゞ

  

そして、
着付けの出来る理美容師さんも、

お店に、大荷物でこられるお客様が、少しでもラクになるように、
着付け同業者さんの、お役にも立てれれば、光栄です。

  

  

  さくらさろん れい より(*^^*)

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