◇ レストランで近親者だけの食事会 色無地の花嫁さん ◇

2010年8月某日 
着付けの場所はさくらさろんの教室

着物はお母様の。
帯は、ご自分の成人式で振袖に合せて誂えたもの。
そして箱迫や懐剣、丸ぐけの帯締めなどは、
さくらさろんの小物を合わせたコーディネイト。
ヘアメイクは、近くの美容室でしてこられてから、
さくらさろんへ。
これから、名駅ミッドランドスクエアにある、
フレンチのレストランに移動し、
近親者のみの、かしこまらない食事会を開かれます。

着付けが終了し、
出来立てほやほやのところを、
お母様とパシャッと☆

色んな角度で撮ってみましたので、
みなさまもお祝いの気持ちで、
一緒にご覧下さい(*^^*)

コーディネイトの日

彼女は、5年以上前にお稽古に通って下さっていた、わたしの生徒さん。
今日はなつかしの教室で、お手持ちの普通の色無地を、
花嫁らしく見せる為のコーディネイトの日です。

お持ち頂いたのは、「成人式の時に着た振袖一式」と、
第一候補の、「グリーンの夏物の色無地と名古屋帯」。

このどれかを組み合わせて、どうにか花嫁さんらしく出来るかどうかのご相談と、
さくらさろんの花嫁さん用の小物も、この夏の着物に合せて違和感がないかも、今回のテーマです。

そして決まったのがこれ↑

着物が夏の色無地に、帯は成人式の時の帯です。
帯は、夏用があったのですが名古屋帯で、披露宴には控えめに見える物だったんです。
この組み合わせですと、季節が混ざってしまいますが、
現在の花嫁衣装は、大きいレンタルショップで借りても、年中冬物衣装。

だから、ご本人さまのご希望と、ちょっと分かる人から見れば
「夏の着物と冬の帯」なんですがf^^)
見た目違和感がなければOKで行く事にしました。

コーディネイトのポイントは、
小物には、黄緑色とも相性のいい、濃い紫色を入れる事によって、
夏の着物には重く見える、帯との違和感も消し、
薄い黄色の帯揚げと、白い懐剣を差し色に使う事で、夏の花嫁さんらしく涼しげな印象もキープ。

顔に近い部分に入れる伊達衿は、彼女の顔写りと、あと、
着物が単衣の薄物なので、もかしたら濃い色の伊達衿は、正面から見たとき、
衿部分から透けたり、返って重すぎの雰囲気になったりするかもしれない、、。

そこで今回は、その場の判断でも時間がかからないところは、
当日に、もう一度選ぶ事にしました。

当日でーす どうでしょう(^^ゞ

伊達衿、濃い緑と赤、二本入れました。

透けなかった〜〜しかも、
クドくもなく、おひな様みたい♪

あ、 ヘアアレンジとメイクは、
金山にあるという、
初めて行くサロンに、前日に予約をし;

ヘアメイクが終ると、
金山からタクシーで、5分の
場所にあるさくらさろんに移動。

予約出来て、良かったですねf^^);

本日の帯結び〜。

花嫁のHなちゃんは、
背中に鳥が止まってるみたい〜って。
そうですね、そうかも〜(^^ゞ

実はご主人は、フランス人だそうですよ。
だから、最初は日本女性らしい
古典的な文庫系にしようと思っていたんです。

でも、自分でなんでも切り開いて
チャレンジし続ける、Hなちゃんに、

左からは「わたし落ち着きました〜」と、
カッチとした大きい羽根。

右からは、
「でも、これからも羽ばたきまーす」と、
歩くたびに揺れる羽根。

 

という、、つもりf^^)

そしてミッドランドスクエアへ

お支度終わり、写真も撮って、
教室のある、
マンションの前の通りでタクシーを拾い、
一路みなさまの待つ名駅へ。

タクシーのおじさんも、
和服の花嫁さんが乗って来て、
何だか得したような表情でニコニコ。

わたしの仕事もここで終了。

いってらっしゃ〜〜いヽ(^ ^)ノ

最後に

今回のお支度は、さくらさろんでのお支度でもあり、
出来上がりの写真がたくさん撮れました。

何より、元うちの生徒さんで、うちからお嫁にいってくれたみたいで、

着付師としても、講師としても、本当に嬉しいお仕事でした。

これからもコツコツと、一人一人に合った和装スタイルを提案しつつ、
わたしも少しずつ成長していきたいです。

Hなちゃん、フランス人の新郎さん。

大事なお支度に、わたしをご用命下さり、
本当にありがとうございました。

\(^O^) 末永く お幸せに (^O^)/

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